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長崎市桶屋町にある調剤薬局です


by koukaido_human
梅雨明けして以降、毎日暑い日が続きますね058.gif
しっかり水分をとって熱中症にならないように気をつけましょう

 今月上旬、浦クリニックにて勉強会がございましたので報告いたします。
テーマはレストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)、パーキンソン病の治療薬についてでした。
勉強会報告(レストレスレッグス症候群)_b0191798_917655.jpg

 今回は、このレストレスレッグス症候群?という発音するのも難しい病気について説明したいと思います。カタカナ部は英語の病名ですが、カッコ書きの漢字を読むと、なんとなく理解できると思います。
特徴的な症状は
①脚に不快な感覚が起こり、脚を動かしたくてたまらなくなる。
②安静にして、横になったり座ったりしているとあらわれる・強くなる
③脚を動かすと、不快な感覚が軽減する
④夕方から夜にかけて強くなる
です。特に夜眠る前に症状は出やすく、こういう症状が現れたら注意が必要です。
 また、日中動いている時は症状が消失するのも特徴です。
はっきりした原因は不明ですが、脳の伝達物質の枯渇が関係しているようで、今回の治療薬はそれを補って症状を軽減させていくということでした。
勉強会報告(レストレスレッグス症候群)_b0191798_9193859.gif
# by koukaido_human | 2013-07-20 09:23 | 勉強会
 みなさまこんにちは。
 今年は梅雨入りしてもなかなか雨が降らず、農作物への影響や
水不足が心配されましたが、最近は梅雨らしい天気が続いていますね057.gif

 さて、本日浦クリニックにて勉強会がございましたので簡単にご報告したいと思います。
今回は過活動膀胱炎(尿の回数が生理的な範囲を超える頻尿、あるいはトイレに行くまでに我慢できずに尿もれしてしまうなどの症状)の治療薬の話でした。
過活動膀胱炎治療薬について_b0191798_19443436.jpg

 これまでは過活動膀胱炎治療薬は飲み薬しかなかったのですが、今回新しく発売された薬は貼り薬になってます。通常、飲み薬を普通に飲める患者様には飲み薬でも問題ないのですが、過活動膀胱炎は比較的高齢の方が多い疾患で、飲み込むのが困難(いわゆる嚥下困難)な患者様にはとても有効な薬です。また、貼り薬は飲み薬と比較して
一般的に体内への吸収が緩やかであるために副作用も起こりにくいと考えられます034.gif
 近年、服用のしやすさの面でも色々な工夫がなされている薬が開発されてきています058.gif
# by koukaido_human | 2013-06-26 17:50 | 勉強会
みなさまこんにちは。
暑い日が続いていますね。
もうすぐ梅雨の時期がやってきます057.gif
6~8月にかけての高温多湿のこの時期は菌が繁殖しやすく、食中毒が起こりやすい時期に
なります。
では、食中毒を避けるためにはどのようなことに注意しなければならないのでしょうか?
以下にポイントをまとめました。

①つけない
調理を始める前はしっかり手洗いを行いましょう。また、特に生の食材を扱う前後は調理器具もしっかり洗いましょう。(次亜塩素酸を当薬局で販売しております。洗剤で洗浄後、次亜塩素酸を使用する事は特に有効です。)
②増やさない
食中毒は常温では増殖しやすく、ある一定数以上になると食中毒症状を引き起こしますが、
10℃以下だと増殖はかなり抑えられます。調理後はできるだけ早めに食べるか、保存する
場合は冷蔵庫で保存しましょう。
③やっつける
ほとんどの細菌やウィルスは加熱によって死滅しますので、肉や魚はもちろん野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉は中心までよく加熱(75℃、1分以上が目安)することです。
また、食材だけでなく調理器具も洗剤で洗った後は熱湯をかけて殺菌しましょう。次亜塩素酸ももちろん有効です034.gif

菌は私たちの目には直接は見えないので、しっかりと対策を行いましょう。
食中毒には注意しましょう_b0191798_9591088.gif
# by koukaido_human | 2013-05-25 10:18 | 新着情報

糖尿病について

皆さまこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
今月は糖尿病についての勉強会がありました。

今回は糖尿病について簡単に説明したいと思います。
糖質あるいは炭水化物の摂りすぎと運動不足が原因で起こりやすくなると言えます
(このほか遺伝的な要因もあります)。
糖尿病が怖いのは、病気が進行すると、網膜症、腎症、神経症合併症
引き起こすからです。また、糖尿病性昏睡となり命に影響が及ぶことがあります002.gif

糖尿病発症のしくみ説明します。

~ 食事後のブドウ糖と吸収のしくみ ~
① まずご飯やパンなどの糖質(炭水化物)は小腸で「ブドウ糖」に分解され、 
血液中に吸収されます。その結果、「血糖値」(血液中のブドウ糖の濃度)が上昇します。
②「血糖値」が上昇すると、膵臓から「インスリン」が分泌され、血液中の「ブドウ糖」を肝臓や筋肉、脂肪組織へ取り込まれるように働きます(エネルギー源として利用されたり、
貯蔵されたりします)。
その結果、「血糖値」が低下します。

~ 糖尿病発症のしくみ ~
a. インスリンの働きが悪くなり、ブドウ糖が肝臓や筋肉、脂肪組織へ取り込まれにくくなります。
b. 膵臓からのインスリンの分泌が低下します。
以上より、血糖値が上昇し、この状態が長期的に続くと糖尿病が発症します。

膵臓はインスリンを分泌することにより食後のブドウ糖を適切に処理していますが、自動車の部品に例えるとバッテリーのようなもので、過度な負担が掛かりすぎると働きが悪くなり、その結果、糖尿病が発症します。

以上のことからもバランスの良い食生活を送る(血糖値を上げすぎない)、適度な運動を行うこと(糖分を消費する)を日々心がけることが重要であると言えます058.gif
# by koukaido_human | 2013-04-26 17:36 | 月間情報
皆様こんにちは。
ようやく寒さも和らぎ、今の時期は桜が満開でどこもきれいですね。
例年は入学シーズンに満開になるようですが、今年は少し早めのようですね。

勉強会報告(配合剤降圧薬)_b0191798_15533814.jpg


さて本日は浦クリニックにて勉強会がございましたので、その内容を報告させていただきます。
まずはじめに減塩についての話がありました。
高血圧患者の減塩目標値は1日6グラムですが、日本人の食塩摂取量は約10グラムだそうです。やはり降圧剤を服用する以前に基本となるのが食生活であり、減塩を意識することが重要だということです058.gif

次に配合剤についての説明がありました。
配合剤は2種類の作用機序が異なる薬が組み合わされているため、これまでの単剤よりも効果が出やすいと考えられます。
配合剤は単剤では降圧目標に達しないときに使用されます。
このような配合剤は糖尿病薬などでも開発されています。

薬は日々進化しており、患者様によりよいものが開発されていると感じました。
また、あらためて減塩(薄味)の食生活の重要性を感じました。
勉強会報告(配合剤降圧薬)_b0191798_15524114.gif
# by koukaido_human | 2013-03-27 15:55 | 勉強会